先着順ワクチン予約「全然つながらない」 次はいつ…問い合わせ

先着順ワクチン予約「全然つながらない」 次はいつ…問い合わせ

高齢者向けコロナワクチン接種の会場となる八王子市役所1階ロビー=同市元本郷町で2021年4月5日、野倉恵撮影

 新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種が12日に八王子市と世田谷区で始まるのを前に、八王子市で5日、初回分の予約受け付けが先着順であった。市内高齢者約16万人に対し約1900人分の電話とインターネットによる予約は、午前9時の開始から1時間半余りで終わった。市保健所には、午後も市民から「予約できなかったが、ワクチンはいつ打てるのか」など問い合わせが相次いだ。

八王子 わずか1時間半で終了

 「全然つながらずに終わった」。JR八王子駅近くで貸しビルを経営する前野博さん(72)は、受け付け開始と同時にパソコンとスマートフォンの両方からネット予約しようとしたが、予約サイト画面がなかなか表示されなかった。「繁華街は人通りも増え、午後8時以降にベンチで酒を飲む若者もいる。警戒を緩めず、感染対策をしっかりして次の予約を待ちたい」と話した。

 市は3月29日から一斉に対象者に接種クーポン券を発送した。高齢者向けのワクチンは初回の配分量が少なく、市は施設入所者や年齢順による優先も検討したが、施設数も多く市民でない入所者もいることから「公平性を期すため」(石森孝志市長)、先着順としたという。

 市保健所の担当者は「枠が少ない中での申し込みでつながりにくくなったが、ワクチン供給量は今後増えると聞いている」と話す。【野倉恵】

世田谷区、4月下旬から接種券配布

 八王子市と同じく12日に高齢者へのワクチン接種を始める世田谷区は、高齢者施設入所者以外の対象者約17万4000人(2月1日現在の人数)について、4月下旬に75歳以上への接種券の配布を始める。65〜74歳への配布は、5月上旬になる見通しという。

 同区によると、週内に届くワクチンは約1000人分。12日には、まず区内の高齢者施設入所者約1万2000人(同)や職員の一部への接種を始める。

 入所者以外の高齢者への接種が本格化するのは、5月中旬以降の予定。区から接種券や予診票を発送された対象者は、接種する会場や医療機関を選び、専用電話やインターネットで予約する。当日は接種券と予診票、本人確認書類を持参する。【加藤昌平】

関連記事(外部サイト)