名人戦、7日から 初防衛の渡辺明名人 挑む斎藤慎太郎八段

名人戦、7日から 初防衛の渡辺明名人 挑む斎藤慎太郎八段

将棋の渡辺明名人(左)と斎藤慎太郎八段

 渡辺明名人(36)に斎藤慎太郎八段(27)が挑戦する第79期名人戦七番勝負第1局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、藤田観光協力)は7、8日、東京都文京区のホテル椿山荘東京で行われる。

 新型コロナウイルス感染拡大のため開幕が2カ月遅れた前期七番勝負で、渡辺は豊島将之名人(当時)を4勝2敗で破り、初めて名人を獲得した。今期は初防衛がかかる。3月に王将と棋王を相次いで防衛し、現在の将棋界では最多の3冠を保持して防衛戦に臨む。

 斎藤はA級順位戦へ1期目の参加で、8勝1敗の成績を上げて初挑戦を決めた。タイトル戦への登場は王座を失冠した2019年の王座戦五番勝負以来約1年半ぶりとなる。A級1期目の挑戦は第75期の稲葉陽八段以来で、名人獲得となれば第74期の佐藤天彦九段以来になる。

 両者ともに居飛車党で、さまざまな戦型選択の可能性がある。第1局では開始前に振り駒を行って先手後手を決め、第2局以降の手番は交互に入れ替え、最終局では改めて振り駒が行われる。現代将棋は先手後手を重視する傾向があるため、第1局から深い研究に裏付けられた序盤戦の展開になりそうだ。

 対局は7日午前9時開始。午後6時半に指しかけとなり8日に指し継がれる。持ち時間は各9時間。立会は中村修九段、解説は高見泰地七段、記録は田中大貴三段が務める。

 6日の開幕式で、渡辺は「大変な戦いとなると思うが、注目される舞台で将棋を指させていただけることに感謝しながら戦いたい」と語り、斎藤は「最強の渡辺名人との対局で大変な場面が多いと思うが、持ち味を発揮できるよう頑張りたい」と話した。【山村英樹、武内亮】

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