護衛艦「まつゆき」35年の任務終了 墜落ジャンボ機の尾翼発見

護衛艦「まつゆき」35年の任務終了 墜落ジャンボ機の尾翼発見

35年間の活動を終えた護衛艦「まつゆき」=京都府舞鶴市の北吸係留所で2021年4月7日午前10時、塩田敏夫撮影

 舞鶴を母港とする海上自衛隊の護衛艦「まつゆき」が35年間の任務を終えた。7日、京都府舞鶴市の海自北吸係留所で自衛艦旗返納式があった。

 まつゆきは全長130メートル、基準排水量3050トン。1986年3月に就役した。85年8月の日本航空123便の墜落事故では、就役前に洋上での捜索活動に従事し、垂直尾翼部分を発見した。また、95年1月の阪神大震災発生時には、被災者を救助するなど多方面で活動を続けた。安全保障環境が激動する中、総航程は地球40周分に上る。

 返納式では、伊藤弘・舞鶴地方総監(海将)が「激動の時代を駆け抜けたまつゆきが成し遂げた多大な成果と勝ち得た信頼は、決して忘れられることなく、海上自衛隊護衛艦部隊のDNAにしっかりと刻まれ、部内外で語り継がれていくと確信している」と訓示した。

 式後、最後の28代艦長となった原弘章・2等海佐(53)は「私が海自に入隊した時とまつゆきの就役は同じ。その最後を見届けることができ、自衛官人生で最良の日となりました。まつゆきは海自で一番強い船で、35年間常に働き続けてくれました」と語った。【塩田敏夫】

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