海自舞鶴教育隊486人入隊式「強さと優しさ、思いやりの心を」

海自舞鶴教育隊486人入隊式「強さと優しさ、思いやりの心を」

宣誓書を読み上げる新入隊員たち=舞鶴市泉源寺の海上自衛隊舞鶴教育隊で2021年4月8日午前9時35分、塩田敏夫撮影

 海上自衛隊舞鶴教育隊(京都府舞鶴市泉源寺)で8日、入隊式があり、全国から集まった486人が新たな一歩を踏み出した。新型コロナウイルス感染症防止のため、一般海曹候補生と自衛官候補生を午前と午後に分けて式を実施した。門出を祝う家族の出席を2020年は取りやめたが、21年は各新入隊員につき1人だけ認めた。

 入隊したのは、第16期一般海曹候補生228人(男性182人、女性46人)と第23期自衛官候補生258人(全員男性)。海自によると、11年度から両課程そろっての入隊を始めたが、19年度の計431人を上回り、最多の入隊者となった。一般海曹候補生は入隊と同時に2等海士となり、自衛官候補生は3カ月の基礎訓練を受けてから、2年9カ月の任期制自衛官となる。486人は教育隊で約5カ月間学んだ後、全国の各部隊に配属される。

 入隊式では、伊藤弘・舞鶴地方総監(海将)が訓示。「中国は国際的な孤立を深めつつも国際法上の根拠を欠いた海警法を施行し、尖閣諸島を含む周辺海域では力による現状変更を推し進め、軍事力の拡大を継続している」との認識を示したうえで、「国民の生命、財産を守るため、そしてわが国の防衛を全うするため、部隊の精強性、即応性の向上に努めるとともに激変する安全保障環境、拡大、増大する任務行動に的確に対応しなければならない」と述べた。

 舞鶴教育隊の大鋸寿宣(おおがひさのぶ)司令(1等海佐)は式辞で「自衛隊勤務に必要なことに加え、社会人として生きていくうえで必要な良識、強さと優しさ、他人を思いやる心を身に付けてほしい」と激励した。【塩田敏夫】

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