三浦春馬さん出演映画「森の学校」ロケ地パンフ 丹波篠山で配布

三浦春馬さん出演映画「森の学校」ロケ地パンフ 丹波篠山で配布

映画「森の学校」のロケ地の一つとなった桜の木=丹波篠山市曽地中で2021年4月3日午後2時31分

 2020年夏に亡くなった俳優、三浦春馬さんが出演した兵庫県丹波篠山市が舞台の映画「森の学校」(2002年、西垣吉春監督)が今、再び注目を集めている。全国で再上映が行われており、ロケ地を訪問するファンの姿も。「せめてものおもてなしに」と丹波篠山観光協会がロケ地を紹介するパンフレットを作り、4月1日から1人1部限定で無料配布を始めた。

 「森の学校」は、同市出身で、霊長類学者の河合雅雄さんが自らの子供時代をベースに描いた小説「少年動物誌」(福音館書店)が原作。昭和10年代の丹波篠山を舞台に、野山を駆け泥だらけになりながら遊ぶ雅雄ら子どもたちが、自然や生き物とのふれあい、家族との別れなどを通じて成長していく姿が描かれる。雅雄役を演じたのが三浦さんだった。三浦さんの死後、リクエストが多い作品を再上映するTOHOシネマズのサービス「ドリパス」で上映希望が集まり、全国で再上映が続いている。

 昨年末、映画を見たファンが「ロケをした場所に行きたい」と丹波篠山観光協会を訪ねてきたが、公開から20年近くたち、当時をよく知る関係者もいない。「せっかく来てもらったのに案内できないのは申し訳ない」と観光協会スタッフで何度も映画を見ながら登場するシーンをメモし、西垣監督の協力も得て、改めてロケ地を特定。映画のシンボルとなっている桜の木に絡まっていたツタを住民と市職員が取り除くなど整備を進めた。

 1月にインターネットでロケ地を紹介すると同月の市公式観光サイトの閲覧目的の約3割が同映画関係というほどの反響があったという。パンフレットはA4判で1万部制作した。現在の建物や風景、映画のワンシーンなど写真をふんだんに使用。どのようなシーンで登場した風景かも解説している。観光協会の今井めぐみさんは「三浦春馬さん目当てで映画を鑑賞した方も映画自体のファンになる方が多かったようだ。ロケ地には、観光ではなかなか訪れない丹波篠山らしい農村風景もあり、これまでとは異なる楽しみ方ができるのでは」と期待する。

 ロケ地では、パンフレットを手にした映画ファンの姿も見かけるようになった。映画を5回鑑賞したという京都市の主婦(47)は「春馬君のおかげで丹波篠山に初めて来られた。桜もきれいで本当に良いところ。1度では回りきれないので、何度も来たい」と話していた。

 なお、パンフレットの郵送はしておらず、JA丹波ささやまの「特産館ささやまネット店」でパンフレット付ギフトセットを販売している。

 問い合わせは同観光協会(079・552・3380)。

豊岡市で上映

 映画「森の学校」は4月17、18日に豊岡市元町の豊岡劇場で上映される。前売り券はTOHOシネマズ「ドリパス」で。

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