アオリイカの産卵場所設置 和歌山・串本のダイビングスポットに

アオリイカの産卵場所設置 和歌山・串本のダイビングスポットに

アオリイカの産卵用の雑木を海底に設置するダイバーら=和歌山県串本町沖で2021年4月7日、山本芳博撮影

 和歌山県串本町内の24事業者でつくる「串本ダイビング事業組合」は7日、同町沖の海底にアオリイカの産卵場所となる雑木を置いた。ダイバーに産卵の様子を間近に楽しんでもらおうと取り組んでいるもので、同組合によると4月下旬から観察したり、撮影したりできるようになる見込みだ。

 長さ約3メートル、約30本の木の枝の束を2船に分けて積み込み、ダイバー12人が同町潮岬沖約200メートルの「備前」「グラスワールド」、同町有田沖約100メートルの「イスズミ礁」と呼ばれる3カ所に沈め、土のうが付いたロープでくくり、水深約15メートルの海底に固定した。

 雌雄ペアが寄り添うように泳ぎ、雄にエスコートされた雌が卵を足で抱え、産卵床に白くふわふわした卵のうを数百個単位で産み始めるといい、同組合の中井嘉昭さん(47)は「既にアオリイカの目撃情報がある。多くのダイバーに産卵を観察してもらえたら」と話した。【山本芳博】

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