空自の緊急発進、過去2番目の多さ 中国軍機活発化が影響

空自の緊急発進、過去2番目の多さ 中国軍機活発化が影響

防衛省=東京都新宿区で、小川昌宏撮影

 防衛省は12日、航空自衛隊の戦闘機による緊急発進(スクランブル)の回数が昨年度は999回だったと発表した。前年度より95回増え、2016年度(1168回)に次ぐ2番目の多さだった。中国軍機の活動が活発化しているためで、中国軍の情報収集機が対馬海峡を通過して日本海上空まで飛行した事例が過去最多の7回を記録するなど範囲も拡大している。

 防衛省によると、領空侵犯の恐れがある外国軍機への緊急発進のうち、中国軍機への発進は昨年度638回で前年度より138回増えた。沖縄本島と宮古島の間を通過した事例は10回で過去2番目の多さ。そのまま太平洋上空を北東に進み、奄美大島沖まで飛行した事例も2件あった。

 一方、ロシア軍機に対する緊急発進は343回で前年度より47回減った。ただ、昨年9月に最新鋭戦闘機スホイ35の飛行が日本周辺で初めて確認されるなど、機体の近代化が進んでいるとみられる。【前谷宏】

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