JASRAC、福岡のバーも提訴 楽曲の無断使用で

JASRAC、福岡のバーも提訴 楽曲の無断使用で

JASRACの本部が入るビル=東京都渋谷区で2019年5月14日、曽根田和久撮影

 営業中の店内で著作権料を支払わずに日本音楽著作権協会(JASRAC)管理の楽曲をBGMとして流したとして、同協会は13日、福岡市でバーなど10店舗を経営するグループの代表者などを相手取り、楽曲の使用差し止めと著作権料に当たる約41万円の損害賠償を求めて福岡地裁に提訴した。協会はこの日、大阪市と甲府市の飲食店経営者に対しても同様の訴訟を起こした。

 協会によると、福岡地裁に訴えたグループは、2015年4月〜19年4月、10店舗で携帯音楽プレーヤーなどを使って店内で楽曲を流していた。著作権料の支払い督促に応じず、民事調停も不成立だったため提訴に踏み切った。

 バーの男性店長は「何も聞かされていないので驚いている。何も答えられない」と話した。

 協会が管理する楽曲を店のBGMで流す場合、一般店舗(面積500平方メートルまで)で年間6000円の著作権料を支払う必要がある。BGMを利用するのは18年度に全国で約125万店あるが、うち約40万店は協会との間で著作権手続きをしていないという。

 BGMの無断使用を巡って協会は17年7月に札幌、高松地裁に初めて提訴し、高松地裁では同年11月、バーを経営する男性が10年分の使用料を支払うことなどで和解が成立。札幌地裁では18年3月、理容店経営の男性に約3万円の支払いと楽曲の使用差し止めを命じる判決を言い渡し、確定している。【宗岡敬介】

関連記事(外部サイト)