サウジ知人から2000万ドル 特捜部が訴因変更 ゴーン事件

サウジ知人から2000万ドル 特捜部が訴因変更 ゴーン事件

ゴーン氏巡り地検が訴因変更

サウジ知人から2000万ドル 特捜部が訴因変更 ゴーン事件

東京拘置所を出る日産自動車のカルロス・ゴーン前会長=東京都葛飾区で2019年4月25日午後10時22分、小川昌宏撮影

 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)がサウジアラビアの知人に日産の資金を不正送金したとされる会社法違反(特別背任)事件で、東京地検特捜部は14日、前会長側が知人側から2000万ドル(現在のレートで約22億円)を受け取っていたとして、起訴内容の変更を東京地裁に請求した。

 1月の起訴状では、ゴーン前会長は2008年、私的な投資で約18億5000万円の評価損となった投資契約を自身から日産に付け替えた▽契約を自身に戻した際の信用保証に協力したサウジアラビアの知人に09〜12年、日産子会社から計1470万ドル(当時のレートで約13億円)を不正に送金した――とされていた。特捜部は新たに、付け替えと同時期に知人側から前会長側に2000万ドルの提供があったとした。

 関係者によると、2000万ドルは前会長の投資損失の穴埋めなどに充てられたとされる。特捜部は、知人側への不正送金は信用保証への謝礼のほか、資金援助に対する見返りの意図もあったとみている模様だ。【遠山和宏、金寿英、志村一也】

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