留置先の病院から逃走 無職の男に実刑判決 名古屋地裁

留置先の病院から逃走 無職の男に実刑判決 名古屋地裁

名古屋地裁=名古屋市中区で2019年1月撮影

 元妻宅に火を付けて燃やそうとして逮捕された後、鑑定留置先の病院から逃げ出したとして、現住建造物等放火未遂と逃走の罪に問われた名古屋市西区、無職、小倉泰裕被告(58)の裁判員裁判で、名古屋地裁(斎藤千恵裁判長)は15日、懲役4年(求刑・懲役6年)の判決を言い渡した。

 弁護側は放火未遂について「突発的であり計画的犯行ではない」などとして執行猶予付きの判決を求めていたが、斎藤裁判長は「灯油を持参している点で相応の計画性も認められる」と指摘。逃走については「生活環境に不満を抱きセンサーを細工しており、自己中心的な動機による計画的かつ巧妙なもので悪質」とした。

 判決によると、小倉被告は昨年2月7日、名古屋市緑区の元妻宅の1階勝手口前に灯油をまいて火を放ってドアを焦がすなどした。また逮捕後の5月22日、鑑定留置中に国立病院機構東尾張病院(同市守山区)の窓の留め具を手で押し下げるなどして外に出て、高さ約3.8メートルのフェンスを乗り越えて敷地外に逃げた。【川瀬慎一朗】

関連記事(外部サイト)