川沿いに汚泥野積み サクラエビ不漁との因果関係調査 山梨

川沿いに汚泥野積み サクラエビ不漁との因果関係調査 山梨

雨畑川沿いに放置された汚泥(左)=山梨県提供

 山梨県早川町の雨畑川沿いに産業廃棄物の汚泥を投棄したとして、県は廃棄物処理法に基づき、同町の砂利採取業者に撤去するよう行政指導した。県が15日明らかにした。雨畑川が早川と合流した後に注ぐ駿河湾ではサクラエビの記録的不漁が続いている。県は汚泥と不漁の因果関係は「現時点で不明」とし、調査を継続している。

 県環境整備課などによると、県に10日、「汚泥が不法投棄されている」との情報が寄せられた。県が調べると、この砂利採取業者が上流の雨畑ダムで採取した土から販売用の砂利を選別した後の汚泥を川の横に放置していた。一部の汚泥は川に流れ出しているのも確認された。河川法は河川区域内での盛り土などを禁じており、県は同法違反に当たる可能性もあるとみて、放置された時期や汚泥の量を調査している。

 駿河湾でのサクラエビの記録的不漁を受けて、県と静岡県は今月上旬から雨畑川を含む早川水系と富士川の計14カ所で共同調査をしている。

 長崎幸太郎知事は15日の定例記者会見で「業者に速やかに是正を求めていく。今回の事案とサクラエビの不漁の間に因果関係があるかは分からない」と述べた。

 砂利採取業者は毎日新聞の取材に対し「行政指導を受けたのは事実。県の指導に従いたい」と答えた。【野呂賢治】

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