幻のサメ「メガマウス」 研究のため解体、剥製に 静岡・沼津港深海水族館

幻のサメ「メガマウス」 研究のため解体、剥製に 静岡・沼津港深海水族館

剥製作りのためメガマウスの内臓を取り出す関係者=静岡県沼津市千本中町の佐政水産冷蔵倉庫前で、2019年5月17日午前11時9分、石川宏撮影

 捕獲数が少なく「幻のサメ」と呼ばれる「メガマウス」の解体が17日、沼津港深海水族館(静岡県沼津市)を運営する佐政水産で行われた。剥製作りと取り出した内臓を研究に役立てるのが目的。剥製は約1年半後に完成し、同館に展示される予定。

 メガマウスは深海に生息するサメだが、今年1月28日に市内の海岸に打ち上げられて死んでいるのが見つかった。連絡を受けた同館が佐政水産の氷点下30度以下の冷凍庫で保管していた。

 解体前に計測したところ、体長5.08メートル、頭回りは2.5メートル。口の内側は銀色で鏡のようで、反射した光で小さな魚を集めるという説がある。解体は剥製専門業者のオガワアートコレクション(長野県松本市)の小川貴光社長(53)の指揮で実施。腹の皮を枝切りはさみで切り開き、肝臓や胃を取り出した。

 小川社長は「皮との身離れが悪く、大変だった。こんなに大きな剥製を作るのは初めて」と話した。同館の佐藤慎一郎館長は「将来は展示の目玉になるのではないか」と話した。【石川宏】

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