仙台の寄席「花座」、落語のネット配信開始 「笑って幸せを呼び寄せたい」

仙台の寄席「花座」、落語のネット配信開始 「笑って幸せを呼び寄せたい」

カメラに向かい落語を演じる六華亭遊花さん=仙台市青葉区で2020年5月17日午後1時53分、深津誠撮影

 新型コロナウイルスの影響で休業を余儀なくされている東北で唯一の常設寄席「花座」(仙台市青葉区一番町)が落語などのオンライン配信を始めた。

 「声が出るか、話を忘れていないか心配だけど、一生懸命やるので、家で花座を思い出して」。17日、東北弁落語の六華亭遊花さんは2カ月ぶりの花座の舞台に座り、ツイキャス(動画配信サービス)で同時配信するカメラに話し始めた。寄席にはスタッフや芸人のみで客は不在。遊花さんは「一人でしゃべるのはむなしいけど、またここで会えるまで我慢を」と語りかけた。

 この日は約1時間半の公演で、地元の芸人コンビ「ストロングスタイル」や津軽三味線の小田島旺響さん、マジシャンの翼さんの計4組が舞台に上がった。料金は1500円で、見逃しても19日まで見られる。視聴者は県外にも広がり、スタッフは「オンラインで知り、実際に足を運んでもらう契機にもしたい」と期待する。次回の配信は24日。

 花座は3月中旬から休業し、今月から有料配信を開始。6月に公演を再開後も、配信は続ける。白津守康席亭は「ライブが一番だが、芸人は客に見せる緊張感が無いと芸が鈍ってしまうので、再開できて良かった。塞ぎ込みがちだが、笑って幸せを呼び寄せたい」と話した。【深津誠】

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