老舗旅館がテレワークスペースに 東京・文京区 都心でも風通しよく

老舗旅館がテレワークスペースに 東京・文京区 都心でも風通しよく

老舗旅館の「鳳明館」にパソコンのディスプレーを持ち込み、和室で仕事をする大学講師の森田光治良さん=東京都文京区で2020年5月12日、宮武祐希撮影

 東京都文京区の老舗旅館「鳳明(ほうめい)館」が、新型コロナウイルス感染拡大の影響による空室をテレワークで日帰り利用するプランを始め、利用者が木造家屋の和室で仕事をしている。

 1905(明治38)年建築の本館が登録有形文化財の同館は、修学旅行生や外国人旅行者の宿泊でにぎわってきた。しかし、感染拡大後はキャンセルが相次ぎ、売り上げが例年の1割ほどに。テレワークが広がる中、空室を有効活用しようと、4時間3300円、8時間4500円(ともに税込み)で始めた。

 パソコンのディスプレーを持ち込み、初めて利用した同区の大学講師、森田光治良(こうじろう)さん(35)は「4歳の長男が通う保育園が休園のため自宅におり、自宅ではどうしてもできない仕事があるので、とても助かる」と画面に集中していた。おかみの大曽根美代子さん(59)は「日本家屋は風通しも良く、都心の立地でも『3密』を防げる。ぜひ有効活用してほしい」と話す。【宮武祐希】

関連記事(外部サイト)