教室に段ボール製の仕切り設置へ 感染予防へ試作品公開 福島・南相馬

教室に段ボール製の仕切り設置へ 感染予防へ試作品公開 福島・南相馬

ダンボール製の仕切りについて関係者から説明を受ける伊藤浩樹校長(中央)=福島県南相馬市立原町第一中学校で2020年5月19日、高橋秀郎撮影

 新型コロナウイルスの感染予防策として福島県南相馬市は、学校の教室に段ボール製の仕切りを設置する方針を固め、19日に市立原町第一中学校(伊藤浩樹校長、生徒数357人)で試作品を公開した。同市の小中学校はこの日、生徒に登校を強制しない全員登校を始め、25日から短縮授業による再開を計画している。

 試作品を開発したのは大手段ボールメーカー、レンゴー(大阪市)。高さ140センチ、横148センチ。上部の正面と左右に透明なフィルム部分があり、生徒の机の前に三つ折りにして立てる。南相馬市内の学校に給食用牛乳を納入している松永牛乳の井上禄也社長(47)が4月に提案したのをきっかけに実現した。

 市教委は、1学級の生徒数が25〜30人と比較的多く、生徒間の距離が近くなりやすい大規模中学校3校を対象に計1000枚を導入する方針。予算は約100万円を見込む。

 レンゴーの斉藤誠ニ担当課長(50)は「段ボール製造のノウハウを生かし、軽くて持ち運びやすく圧迫感のないように心がけた」と説明、井上社長は「生徒が安全な状態にいないと、牛乳は飲んでいただけない。感染防止に役立ってほしい」と話した。伊藤校長は「子どもたちが『新しい生活様式』を身に付けられるよう、指導の機会にしたい」と話した。【高橋秀郎】

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