成田空港開港記念日に地元の「そら弁」 ドライブスルーで550食完売

成田空港開港記念日に地元の「そら弁」 ドライブスルーで550食完売

運転席の客(左)に弁当を渡すスタッフ=千葉県成田市で2020年5月20日午前10時47分、中村宰和撮影

 成田空港開港記念日の20日、空港に隣接する成田市三里塚の駐車場で、地元の飲食店の弁当をドライブスルー形式で販売するイベントがあった。名付けて「そら弁スルー」。11種類の約550食を用意し、1時間半で完売した。

 新型コロナウイルスの影響で苦境に立つ飲食店を支援しようと、地元の商工会議所や青年会議所などが実行委員会を結成し、スタッフ20人で運営した。成田国際空港会社や全日本空輸、日本航空などが協力した。成田山の表参道でワインバーを経営する高橋隆蔵さん(37)は「売り上げが9割減った。家賃など固定費の支払いが大変で、少しでも足しになれば」と出店し、オムライスを販売した。

 会場では、順番待ちの自動車の長い列ができた。夫婦で訪れた成田市の会社員、谷川建治さん(63)は「知っている店も元気がなくなっていて、応援したい」と言い、昼食と夕食用にすしを買い求めていた。

 1978年5月20日に開港した成田空港はコロナの感染拡大による旅客の激減を受けて4月、開港以来初めて2本ある滑走路のうち1本を天候や事故など以外の理由で閉鎖し、再開の見通しは立っていない。実行委の宮田兼太郎委員長(35)は「イベントを通して地元の飲食店や空港、航空会社にエールを送りたい」と話していた。【中村宰和】

関連記事(外部サイト)