福岡市、全小学生に小型発信機配布 今秋から「見守りシステム」スタート

福岡市、全小学生に小型発信機配布 今秋から「見守りシステム」スタート

小学生に配布される小型端末機=福岡市で2019年6月10日午後4時32分、加藤小夜撮影

 福岡市は10日、小型発信機を市内の全小学生に配布し、児童の位置情報を記録する「見守りシステム」を今秋以降始めると発表した。市全域での導入は大阪府箕面市が既にしているが、政令市では初めて。対象は約8万5000人で、10月ごろから2年かけて全校区での導入を目指す。【加藤小夜】

 見守りシステムは近距離無線通信「ブルートゥース」を活用。発信機能の付いた小型端末機(3.3センチ四方、厚さ0.9センチ、重さ約5.5グラム)を持った児童が、コンビニや公共施設、交差点の電柱など地域に設置した基地局や、アプリを入れた協力者のスマートフォンの近くを通ると、児童の位置情報がサーバーに送信されて記録される仕組みだ。

 福岡市と九州電力の官民協働事業で、同市のベンチャー企業「otta」が開発したシステムを利用する。市は市内の小学生全員に端末を配布し、児童が行方不明になるなどした際には警察に位置情報を提供する。保護者らに自分の子どもがどこを通過したか位置情報を通知したり、保護者が履歴を閲覧できたりするサービスも有料(月額税抜き480円)で導入予定という。

 高島宗一郎市長は10日の記者会見で「多くの市民がアプリを入れれば入れるほど見守りの密度が濃くなる。『オール福岡』で子どもたちを見守っていきたい」と話した。

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