カエルとイモリ「天気予報対決」再び 序盤戦はイモリ圧勝 鳥羽水族館

カエルとイモリ「天気予報対決」再び 序盤戦はイモリ圧勝 鳥羽水族館

台の上に2匹のイモリが上がり、「雨」と予報した=三重県鳥羽市の鳥羽水族館で2019年6月10日午前10時1分、林一茂撮影

 明日は晴れ、それとも雨? カエルとイモリが天気を予想する「天気予報水槽」が、6年ぶりに三重県鳥羽市の鳥羽水族館にお目見えし、話題となっている。今月1〜10日の天気予報は、77%の的中率を誇るイモリがカエルに圧勝した。8月末まで続く天気予報競争、栄冠はどちらに。

 湿度に敏感なカエルとイモリは、先々の天候を見極めながら行動するとされる。同館はこの習性を利用し、水槽にニホンアマガエルとアカハライモリを10匹ずつ入れ、職員が午前と午後の2回、観察。1日前と半日前予報をボードに書き出し、的中率を競い合わせている。

 カエルが目を開けていたり、木に登るなど活発に動いたりしていれば雨、じっとしていれば晴れ。イモリは水中にいれば晴れ、上陸していれば雨と判断。割合によって曇りとする。

 気象庁発表の天気と比べた10日間の的中率は、カエルが1日前予報33%、半日前11%だったのに対し、イモリは1日前予報77%、半日前44%と、これまでのところイモリが圧勝している。ちなみに職員がゲタを放り投げて予想する1日前予報の的中率は、わずか22%だった。

 同館は「生きものたちの天気予報は大きく外れることも多々あるが、来館者に身近な生きものを観察する面白さを伝え、夏休みの自由研究などの参考になれば」と話している。

 カエルとイモリの天気予報は2006年に登場し13年まで実施。その後、問い合わせが多数寄せられたため復活させた。予報のほか、両生類の皮膚の構造や天気にまつわる話題などを書いた解説板も設置している。【林一茂】

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