山形・東根の女医殺害 加藤容疑者、別のマンションの防犯カメラにも 手当たり次第に侵入を試みたか

山形・東根の女医殺害 加藤容疑者、別のマンションの防犯カメラにも 手当たり次第に侵入を試みたか

加藤紘貴容疑者が住むとみられるマンションから出てくる山形県警の捜査員=山形市で2019年6月12日、後藤逸郎撮影

 山形県東根市の眼科医、矢口智恵美さん(50)が自宅マンションで殺害され、山形大人文学部4年の加藤紘貴容疑者(23)が逮捕された事件で、事件当日に加藤容疑者とみられる男が現場近くの別のマンションでもドアを開けようとする姿が防犯カメラに映っていた。捜査関係者への取材で判明した。県警は、加藤容疑者が手当たり次第に侵入を試み、無施錠だった矢口さん宅に侵入したとみて調べる。

 捜査関係者によると、加藤容疑者とみられる男は、現場近くのマンションのほか、矢口さん宅マンションの別の複数の玄関ドアも開けようとしたり、室内の様子をうかがったりしていた。

 山形市内にある加藤容疑者の自宅と矢口さんのマンションは約20キロ離れており、JRを利用しても約30分かかる。加藤容疑者は矢口さんが院長を務めていた眼科クリニックの患者ではなく、面識はなかったとみられる。県警は金銭目的の可能性もあるとみて奪われたものがないか調べている。

 山形大によると、加藤容疑者は県外出身で2015年4月に入学。18年10月から19年3月までの半年間、「一身上の都合」で休学した。4月に復学後は履修していた授業に休まず出席していた。事件があった5月19日は日曜で、翌20日は出席。最後に授業に出たのは6月10日だった。広報室は「学内でのトラブルは聞いていない」としている。【日高七海、田中理知、藤村元大】

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