京都賞にタン氏ら3人 科学、文明、思想・芸術の発展に貢献した人を顕彰 賞金1億円

 稲盛財団(京都市、稲盛和夫理事長)は14日、科学や文明、思想・芸術の発展に貢献した人を顕彰する国際賞「第35回京都賞」に、香港科技大教授で化学者のチン・W・タン氏(71)ら3人を選んだと発表した。授賞式は11月10日、国立京都国際会館(京都市左京区)である。昨年から全3部門とも賞金がそれぞれ1億円に倍増されている。

 先端技術部門で選ばれたタン氏は、2層積層型の有機EL素子構造を考案し、発光効率が高く低電圧で動く素子を発明。構成材料や素子構造の改良で、さらに性能を向上できることを示し、有機EL素子の実用化に寄与した。

 基礎科学部門はプリンストン大名誉教授で宇宙物理学者のジェームズ・ガン氏(80)が受賞する。広大な領域の三次元デジタル宇宙地図を作る「スローン・デジタル・スカイ・サーベイ計画」の構想、機器開発、データ解析などで指導的役割を担い、宇宙の進化史解明に貢献した。思想・芸術部門は、フランス現代演劇の「太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)」を創立し主宰する演出家のアリアーヌ・ムヌーシュキン氏(80)に決まった。【菅沼舞】

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