本因坊戦第4局、文裕が中押し勝ち 2勝2敗のタイに

本因坊戦第4局、文裕が中押し勝ち 2勝2敗のタイに

対戦成績を2勝2敗に持ち込み、対局を振り返る本因坊文裕=静岡県沼津市の旧沼津御用邸内の茶室「翠松亭」で2019年6月14日、小林努撮影

 静岡県沼津市の旧沼津御用邸で繰り広げられた第74期本因坊決定戦七番勝負(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催、大和証券グループ協賛)の第4局は14日午後7時35分、本因坊文裕(もんゆう)(30)=井山裕太九段=が挑戦者の河野臨九段(38)に203手で黒番中押し勝ちして連勝し、対戦成績を2勝2敗のタイに持ち込んだ。持ち時間各8時間のうち残り時間は文裕2分、河野5分。第5局は18、19の両日、長野県松本市の松本ホテル花月で打たれる。

 1日目は文裕が地合いでリードして終え、白70(12の四)の河野の封じ手から2日目の戦いに突入した。中央をめぐる囲い合いも考えられたが、河野の白86が黒地を制限する手で、ヨセ勝負の碁になった。

 右辺の攻防に移り、文裕の黒97サガリが、白の死活に直結する右上隅のコウ争いを秘めたひねった手で、難しい中盤戦が続いた。

 終盤、河野がジワジワとプレッシャーをかけたが、文裕が手厚いヨセで勝ちきった。

 解説の金秀俊九段は「1日目のコウ争いの判断で本因坊がポイントを取った。挑戦者にとってはチャンスらしいチャンスが訪れず、本因坊の快勝といえる」と総括した。【新土居仁昌】

本因坊文裕の話

 2日目はヨセ勝負だと思い、右上でそれなりのヨセを打てて、勝ちになったと思った。次局も体調を整えて精いっぱい打ちたい。

河野臨九段の話

 序盤でコウを仕掛けたが、成果が上がらず失敗した。本局は内容が悪く、次は少しでも納得のいく碁が打てるよう頑張りたい。

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