川西・刃物所持 中学に侵入の83歳容疑者「学校がうるさかった」

川西・刃物所持 中学に侵入の83歳容疑者「学校がうるさかった」

刃物を持った男が侵入した川西市立川西中学校=兵庫県川西市で2019年6月14日午後0時47分、望月亮一撮影

 兵庫県川西市の市立川西中学校に侵入して教頭らを刃物で脅したとして、県警川西署は14日、建造物侵入と暴力行為等処罰法違反の疑いで、近くに住む無職、安田孝次容疑者(83)を逮捕した。容疑を認め「学校がうるさかった」などと供述しているという。市教委などによると安田容疑者はこれまでにも2回、抗議のため同校を訪れたことがあったといい、同署が不満を持つようになった経緯を調べている。

 逮捕容疑は14日午前7時ごろ、川西中に侵入。刃物で教頭らを脅したとしている。当時は始業前で生徒はおらず、けが人はなかった。

 同署は安田容疑者の自宅から、学校に持参したとみられる小刀(刃渡り約17センチ)を押収した。市教委などによると安田容疑者の自宅は生徒の通学路に近く、6年以上前と2〜3年前の2回、生徒の登下校時の行動などについて学校に苦情を言いに来たという。

 同署などによると、安田容疑者は14日、開いていた門から同校に侵入。校長室で応対した教頭らに「登下校時の生徒がうるさい」などと不満を示し、刃物を取り出して生徒に危害を加える可能性をほのめかしたという。

 約20分後に説得されて学校を出た後、同署員に緊急逮捕されたが、神戸地裁伊丹支部が「緊急性がない」として逮捕状の請求を却下。署はいったん釈放し、改めて通常逮捕した。【土居和弘、川畑さおり】

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