「本当に怖かった」 住民ら避難所で一夜過ごす 新潟震度6強

「本当に怖かった」 住民ら避難所で一夜過ごす 新潟震度6強

地震で崩れた山北総合体育館が建つ丘の法面=新潟県村上市で2019年6月19日午前4時57分、和田大典撮影

 震度6強を観測した新潟県村上市府屋の山北(さんぽく)総合体育館には、19日午前3時ごろまでに近隣住民ら約190人が集まり、不安げな表情で夜明けを待った。田中美子さん(58)は「大きな横揺れが3分ほど続いて本当に怖かった」と振り返った。「津波注意報が出て、着の身着のままで慌てて逃げてきた」と混乱ぶりを説明した。

 自宅から2人の子供と一緒に避難した女性(40)は「ちょうど子供が寝たところで大きな揺れに襲われた。食器やテレビが倒れたが、また地震が来ると思いそのままにして避難してきた」と心配そうに話した。

 同市勝木の福祉センターゆり花会館にも一時、約190人が避難した。漁業、本間喜昭さん(36)一家も同会館で一夜を過ごした。地震の激しい揺れに襲われて飛び起き、「何が何だか分からなかったが、必死に子供たちを守った」と恐怖を語った。

 本間さんの父は漁船を沖合に停泊させて津波をやり過ごし、家族は近くの高台にある寺に避難した。消防団に所属している本間さんは高齢者らを背負って寺に避難させ、その後、19日午前0時すぎに家族を連れて同会館に移った。「夜はほとんど寝られなかった」といい、朝7時ごろ、避難物資のカレーを家族で食べて自宅に戻った。「津波で逃げるほどの地震は記憶にない。帰宅しても余震が続くのではという心配がある」と明かした。

 山形県鶴岡市立大泉小では校舎北側にある木造の相撲場が倒壊。柱4本のうち3本が根元から折れるなどし、屋根が地面に着くようにひしゃげた。けが人はなかった。同市教育委員会によると、年数回開かれる大会や、その練習で使われるものの、日常的には使われていない。【北村秀徳、最上和喜、日高七海】

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