熊本ゴールデンラークス、復旧ボランティア 練習試合中止「少しでも助けに」

熊本ゴールデンラークス、復旧ボランティア 練習試合中止「少しでも助けに」

被害を受けた家財道具を運び出す熊本ゴールデンラークスの選手たち=熊本県人吉市上薩摩瀬町で2020年7月9日午前10時49分、吉見裕都撮影

 社会人野球の熊本ゴールデンラークス(熊本県合志市)が7日から豪雨の被災地、同県人吉市上薩摩瀬町でボランティア活動を続けている。9日は選手やスタッフら36人が、雨が降る中、1階の天井近くまで浸水した家から泥だらけになった家財道具を運び出した。

 同市上薩摩瀬町は4日未明からの大雨で氾濫した球磨川沿いに位置する。県内の被害が大きかったことから、7、8日に予定していたプロ野球・ソフトバンク3軍との練習試合を中止にして、被災地に通っている。田中敏弘総監督は「選手全員が『ボランティアを優先したい』と言った」と明かした。

 2016年4月の熊本地震の経験が生きている。当時はチームを運営するスーパーマーケットの本社ビルも損壊したが、選手たちは自分たちでできることを探して、サツマイモの種付けといった農業ボランティアも担った。この時の経験が「いざという時には必要な場所で活躍する」というチーム内の意識を高めた。

 熊本出身で入社6年目の中村圭輔外野手(27)は「被害を受けた人は新型コロナウイルスもあってなおさら不安だと思う。少しでも助けることができれば」と思いを口にした。【吉見裕都】

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