国際ロマンス詐欺の疑い3人逮捕 被害1.2億円の一部ガーナに送金

国際ロマンス詐欺の疑い3人逮捕 被害1.2億円の一部ガーナに送金

大阪府警本部=藤田剛撮影

 米国籍の女性を装い、会員制交流サイト(SNS)で知り合った男性2人から現金約240万円をだまし取ったとして、大阪府警が会社役員の篠村敬一容疑者(72)=兵庫県西宮市=ら男女3人を詐欺の疑いで逮捕していたことが、捜査関係者への取材で判明した。交際相手のように振る舞って恋愛感情を抱かせ、金銭を要求する手口は「国際ロマンス詐欺」と呼ばれる。

 他は篠村容疑者の知人とされ、3人は各地の男女55人から総額約1億2000万円を詐取していた疑いがあることも判明。このうち6000万円超はアフリカのガーナを拠点とする国際犯罪グループに送金された形跡が確認されており、府警は実態解明を進める方針だ。

 捜査関係者によると、篠村容疑者らは共謀して2019〜20年、SNSやマッチングサービスで知り合った日本人男性2人にアメリカ人女性などと偽って接近。荷物を国際便で日本に送る費用名目などで計約240万円を詐取した疑いが持たれている。被害者から現金を受け取る金融機関口座の開設などに関わったとされる。

 篠村容疑者はガーナの国際犯罪グループに関わる日本人から、「詐取金の送金先を探している」と持ち掛けられ、事件に関わったという。捜査の過程で、グループには約6300万円が送金されていることも確認された。府警はこの日本人が事件を主導した疑いがあるとみて行方を捜している。【沼田亮、木島諒子】

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