静岡・小浜池が2年連続「満水」 熱海土石流を起こした大雨が原因

静岡・小浜池が2年連続「満水」 熱海土石流を起こした大雨が原因

水位が170センチに達し、今年も満水となった小浜池=静岡県三島市一番町の楽寿園で2021年7月16日午前10時51分、石川宏撮影

 静岡県三島市一番町の楽寿園内にある小浜池の水位が16日現在で170センチに達し、今年も「満水」となった。富士山の雪解け水などの地下水が湧き出る小浜池は水位が日々変動しており、市は水位150センチで満水とする。2年連続の満水は2003、04年以来という。

 小浜池はコイが悠々と泳ぎ、カモも羽を休める。池に突き出た岩の上で亀が甲羅干し。水面に、小松宮別邸として、1890(明治23)年に造営された楽寿館や入道雲が鏡のように映る。

 満水の直接の原因は熱海市伊豆山(いずさん)地区で土石流を起こした大雨。6月30日は56センチだった水位が、7月4日に129センチまで増水した。県地学会東部支部の増島淳支部長は「1〜3日の3日間の三島の降雨量が423・5ミリを記録した。富士山東麓(とうろく)にこの時期に降った雨も遅れてしみ出した。また、その後もパラパラと雨が降り続いた」と説明する。

 2020年は、それ以上になると、池の水があふれる限界の水位である217センチを7月25日〜9月24日まで2カ月連続して記録した。今後の水位について、増島支部長は「満水状態がいつまで続くかは雨次第」とした。【石川宏】

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