最高裁判事に渡辺、安浪の両氏が就任 「女性2人」構成変わらず

最高裁判事に渡辺、安浪の両氏が就任 「女性2人」構成変わらず

就任会見で記者の質問に答える渡辺恵理子・最高裁判事=東京都千代田区の最高裁判所で2021年7月16日午後2時59分、宮間俊樹撮影

 最高裁判事に16日付で就任した弁護士出身の渡辺恵理子氏(62)と、前大阪高裁長官の安浪亮介氏(64)が同日、それぞれ最高裁で記者会見を開いた。渡辺氏は「女性法律家の一人として、若い世代の礎になれるよう努めたい」、安浪氏は「国民に分かりやすく、頼りがいのある司法の実現を目指したい」と抱負を語った。最高裁裁判官15人の構成は男性13人、女性2人のまま変わらない。

 渡辺氏は史上8人目の女性判事となり、結婚前の旧姓で職務に当たる。1988年に弁護士登録し、談合など独占禁止法に絡む事件を数多く手掛けてきた。「世界を舞台に想定外の事態に直面したことも多かったが、一件一件の事情に配慮し、丁寧に検討、判断してきた。最高裁でも過去の判例をコピーするだけでは解決できないものが多いと思う。法が正しく機能するよう、最善を尽くしたい」と語った。

 安浪氏は83年任官。最高裁人事局長などを務め、若手裁判官の育成に当たってきた。「難しい事件が増える中、謙虚に人の話を聞き、誠実に考え抜く姿勢を今後も大切にしていきたい」と話した。【近松仁太郎】

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