週末パピーウオーカーやってみない? 盲導犬候補を自宅で世話

週末パピーウオーカーやってみない? 盲導犬候補を自宅で世話

第12期パピープロジェクトの修了式で、週末を共に過ごしたパピーをなでるボランティア家族=島根県浜田市で2021年6月27日午後4時25分、萱原健一撮影

 盲導犬候補の子犬(パピー)を刑務所の受刑者と協働で育てる「パピープロジェクト」を展開する日本盲導犬協会島根あさひ訓練センター(島根県浜田市旭町丸原)が、週末に自宅でパピーの世話をするボランティア「ウイークエンドパピーウオーカー」を募集している。従来は受け入れ経験のある家族に頼りがちだったため、裾野を広げようと浜田、江津(いずれも島根県)、広島の3市内の在住者に協力を呼び掛けている。【萱原健一】

受刑者と飼育日誌で交流

 プロジェクトは、訓練センターに隣接する刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」の受刑者に子犬を託し、飼育を通して更生を目指す、今年12期目の社会貢献事業。これまでに66頭のパピーを育て、うち14頭が盲導犬として活躍している。

 パピーウオーカーは、家庭や街中で盲導犬に必要な社会性を身に付けさせる重要な役割があり、週末は受刑者の代わりにパピーを世話し、街中に連れ出したり乗り物に乗せたりする。受刑者と顔は合わせないが、飼育日誌を介してパピーの様子を伝え合う。

 第12期のパピーウオーカーの修了式が6月27日にあり、広島市の3家族と浜田市の1家族が8カ月間、週末を共にしたラブラドルレトリバー4頭との別れを惜しみながら同協会に返した。

 初めてパピーを受け入れた広島市の4人家族は「不安もあったが成長が楽しみで、週末ごとに海や川に連れて行き、家族の絆も深まった」と振り返った。飼育日誌を通してやりとりした受刑者について「パピーをかわいがっているのがよく分かった。受刑者の心の変化を感じることもあった」と話した。4頭は今月6日に神奈川訓練センターに移り、訓練を受けている。

 パピーウオーカーの応募条件は、毎週月曜の午前中と金曜の午後に、同訓練センター▽広島事務所(広島市安佐北区可部南5)▽山陽自動車道・西風新都IC周辺のいずれかまでパピーの送迎ができる人。犬を飼育している人、一人暮らしの人は不可。締め切りは9月中旬。問い合わせ先は同訓練センター(0855・45・8311)。

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