実行委「表現の自由守れた」不自由展、大阪で閉幕 1300人来場

実行委「表現の自由守れた」不自由展、大阪で閉幕 1300人来場

閉幕し、撤収作業が行われる「表現の不自由展かんさい」の会場=大阪市中央区で2021年7月18日午後4時1分、加古信志撮影

 大阪市で開かれていた企画展「表現の不自由展かんさい」は18日、3日間の会期を終えて閉幕した。期間中、開催に反対する人たちの抗議活動が周辺で行われたものの、大阪府警の厳重な警備が敷かれて目立ったトラブルはなかった。

 企画展には3日間で計約1300人が訪れた。会場の府立労働センター(エル・おおさか)では最終日も開場前から行列ができ、鑑賞を終えた大阪市の男性会社員(55)は「抗議されるような内容には感じなかった」と話した。主催した実行委員会のメンバーは閉幕後、「ドキドキしながら3日間を過ごした。表現の自由を守ることができた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 企画展は、愛知県での国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で展示され、従軍慰安婦を題材にした「平和の少女像」など約30点を集めた。反対派の抗議が殺到し、施設側が「安全確保が困難」として利用承認を取り消したが、裁判所が利用を認めて開催に至った。同様の企画展は各地で開催が企画されているものの、中止や延期に追い込まれるケースが相次いでいる。【宮川佐知子、隈元悠太】

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