JAXAへのサイバー攻撃、中国軍関与の可能性 警察白書に記載

JAXAへのサイバー攻撃、中国軍関与の可能性 警察白書に記載

警察庁、国家公安委員会などが入る中央合同庁舎第2号館=東京・霞が関で2019年、本橋和夫撮影

 警察庁は20日、サイバー攻撃への対応などを特集した2021年版の警察白書を公表した。サイバー空間の脅威について「国内外で政府機関、重要インフラ事業者等を標的としたサイバー攻撃が激しさを増している」と指摘した。

 今回の白書では、警察の捜査によるアトリビューション(攻撃者や手口の特定)で「国家レベルの関与を明らかにしたサイバー攻撃事案」を紹介。16〜17年の宇宙航空研究開発機構(JAXA)などへのサイバー攻撃を取り上げ、関係者の供述や証拠によって中国人民解放軍が関与した可能性が高いと結論付けたと記載した。

 また、サイバー攻撃の未然防止や被害の拡大防止に向けた警察の技術的な取り組みの記載を増やした。コンピューターウイルスの解析結果を蓄積して分析に役立てたり、重要インフラの模擬システムをウイルスで攻撃して脆弱(ぜいじゃく)性を検証したりしていることを盛り込んだ。【町田徳丈】

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