ワクチン在庫ゼロの赤村 近隣自治体から融通 保管庫通電ストップで

ワクチン在庫ゼロの赤村 近隣自治体から融通 保管庫通電ストップで

福岡県赤村

 電気工事業者の不手際とみられる通電ストップで冷凍・冷蔵庫内の新型コロナウイルスワクチンが使用不能となった福岡県赤村は19日、近隣自治体からファイザー製ワクチン1箱(1170回分)を借りることを明らかにした。8月5日の集団接種から使い、県が事故などに備えて持つ調整用ワクチンが同16日以降に来ればそれで返すという。村は使用不能ワクチンを2160回分と当初発表したが、2040回分と訂正した。

 村によると、19日に県から「8月16日の週に1箱送るが、届くまで近隣自治体と調整してほしい」と言われた。8月は2回目の接種月で当初5日に180人、7日に174人、8日に306人の計660人を計画。今回のトラブルでワクチン在庫はゼロとなり、1回目の接種月だった7月の17、18日(計480人)は中止したが、15日に接種を終えていた180人は、3週間後の8月5日に2回目の接種が必要だった。

 近隣自治体に相談したところ、複数自治体が承諾し、1自治体が8月5日までに1箱融通することで決定。この結果、接種できなかった480人も1回目として8月7、8日に、2回目として同28、29日に接種可能な計1140人分のワクチンのめどが付いたという。

 田中秀幸住民課長は「県と近隣自治体のおかげで何とか難局を乗り切れそうで非常にありがたい」と話した。【荒木俊雄】

関連記事(外部サイト)