大阪府・市が職員計1474人処分 自粛要請中に多人数で会食

大阪府・市が職員計1474人処分 自粛要請中に多人数で会食

会食 大阪で職員1474人処分

大阪府・市が職員計1474人処分 自粛要請中に多人数で会食

大阪府民への自粛要請に反して職員同士で会食していた大阪市職員の処分を発表し、陳謝する市人事室の担当者=大阪市役所で2021年7月20日午後1時48分、野田樹撮影

 大阪府と大阪市の職員が今春の歓送迎会シーズンに新型コロナウイルス対策として府民に求めていた少人数会食などの自粛内容に反して会食していた問題で、府と市は20日、計1474人を処分したと発表した。府民や事業者に厳しい措置を要請している行政の職員自身がルールを破ったとして信用を失墜させたと判断した。

 処分されたのは、府が365人、市が1109人。このうち最も厳しいのは地方公務員法上の懲戒処分に当たる戒告で、府が部長級も含めて37人、市が局長級も含めて58人だった。

 これとは別に、府は訓告16人、厳重注意98人、所属長注意214人で、市も文書訓告53人、口頭注意998人だった。

 市によると、ルール違反の会食は216件で総勢1109人に上った。違反別の内訳は、「5人以上の会食」は188件、1001人▽「午後9時以降」21件、48人▽「5人以上かつ午後9時以降」7件、60人――だった。送別会が多く、1人で最大6件の会食に出席していたほか、25人が参加した飲み会も確認された。

 府・市は違反当時、課長級以上だった管理職については職責を重くみて戒告とし、管理職以外は職位などを考慮して処分内容を決めた。

 職員同士の会食を巡っては、新型コロナの感染が拡大していた4月、大阪府の大阪自動車税事務所で5人以上の会食が発覚。府・市は3月1日から4月上旬までの間に「5人以上」または「午後9時以降」の会食の自粛要請に反して職員同士で会食していたケースを調査していた。

 松井一郎市長は記者団に「市民の信頼を裏切る行為で申し訳ない」と陳謝。吉村洋文知事も「同じようなことが起きないよう職員の意識を高めていきたい」と語った。【野田樹、鶴見泰寿】

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