御嶽山噴火 遺族「一緒に帰ろう」 王滝頂上に慰霊登山 8月1日規制解除

御嶽山噴火 遺族「一緒に帰ろう」 王滝頂上に慰霊登山 8月1日規制解除

王滝頂上で犠牲者に黙とうする遺族ら=御嶽山で2020年7月31日午前11時51分、武田博仁撮影

 2014年9月の噴火で58人が死亡、5人が行方不明となった御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)で31日、犠牲者遺族らが長野県王滝村側の「王滝頂上」(2936メートル)に慰霊登山した。噴火後に規制されていた王滝頂上への立ち入りが8月1日に解除されるのに先立ち、5家族10人が参加した。

 名古屋市の浅井正子さん(60)の長男佑介さん(当時23歳)は噴火に遭遇し、王滝頂上で亡くなった。浅井さんは花束や佑介さんが好きだったというコーラを祭壇に供え、手を合わせた。そして「一緒に帰ろう、と呼び掛けた。今日ここまで来られたのも息子が見守ってくれたからだと思う」と涙ながらに語った。

 御嶽山では火口から半径1キロで立ち入り規制が続く。一方で、山頂の剣ケ峰はシェルター整備などの安全対策工事が先に完了したため18年秋に規制が緩和され、地元の長野県木曽町は今年も10月13日までの入山を許可。王滝頂上でも19年10月に工事が完了し、王滝村は10月13日まで規制を緩和する。【武田博仁】

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