消防ロボット:コンビナートで評価試験へ 三重・四日市

消防ロボット:コンビナートで評価試験へ 三重・四日市

耐熱性のカバーに覆われた放水用ロボット(前)とホース延長用ロボットの各試作機=四日市市消防本部提供

 大規模地震などに伴うコンビナート災害で人が近づけない場所の消火活動が課題となる中、総務省消防庁は「消防ロボット」の研究開発を進めている。臨海部にコンビナートを抱える三重県四日市市消防本部も研究を後押しするために今秋、ロボットの実用化に向けた評価試験をコンビナート事業所で実施する。

 コンビナート災害ではガスタンクの爆発など危険な事故もある。近くで消火活動をすると人命にかかわる場合があるため、消防庁は2014年度からロボットを活用した消防システムを研究し、試作機を開発してきた。

 市消防本部には既にコンビナート災害に即応する大型放水砲車なども配備されており、試作機が配備車両と連携して現場で機能するかどうかを検証する。

 試作機は実際に放水するロボット(放水射程=70メートル、放水量=毎分4000リットル)▽300メートル離れた地点までホースを延長するロボット▽上空から火災の状況を監視するロボット▽地上で偵察するロボット−−の計4台。

 市消防本部は9月まで試作機の操作を訓練し、10月上旬に昭和四日市石油四日市製油所のタンクヤードで評価試験を行う予定。

 消防庁は試験結果を踏まえ、試作機を改良して18年度にロボットを完成させ、19年度に四日市市などに配備する方針だ。【松本宣良】

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