サンマ、昨年より9割減 北海道根室に初水揚げ

サンマ、昨年より9割減 北海道根室に初水揚げ

サンマ水揚げ 昨年より9割減

サンマ、昨年より9割減 北海道根室に初水揚げ

棒受け網漁の中型船で初水揚げされたサンマ=北海道根室市の花咲港で2019年8月22日午前3時44分、本間浩昭撮影

 サンマ漁の主力となる棒受け網漁で、中型船5隻が22日、北海道根室市の花咲港に戻り、約17トンを初水揚げした。昨年より8日遅く、水揚げ量も9割近く減る厳しい船出で、昨年の2倍の価格で取引された。大きさは大小不ぞろいだという。

 9年連続でサンマの水揚げ日本一の同港では例年この時期には連日100トン以上水揚げされる。約4トンを水揚げした第88吉丸の甲板員、大橋純也さん(28)は「やっと取るまで3昼夜かかるなんて初めて」。機関長の古林勲さん(72)も「魚がいない。こんな年はない」と話した。

 サンマは午前7時の競りにかけられ、高値で1キロ2430円と昨年の倍の価格に。根室市内の鮮魚店ではさっそく、1匹350円で販売された。

 集魚灯で誘導して網ですくい取る棒受け網漁は小型船が10日に解禁されたが、沿岸で魚群が見つからず水揚げゼロが続く。20トン以上の中型船は15日に解禁され、北太平洋公海で操業せざるを得なかった。100トン以上の大型船は20日に出漁したが、漁協関係者によると魚群が見つかっていないという。【本間浩昭】

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