12月の秩父夜祭 屋台、笠鉾引き回し中止 ユネスコ無形文化遺産 埼玉

12月の秩父夜祭 屋台、笠鉾引き回し中止 ユネスコ無形文化遺産 埼玉

秩父夜祭で、大勢の人が見つめる中、巡行する華やかな笠鉾=埼玉県秩父市で2016年12月3日午後8時16分、北山夏帆撮影

 秩父神社(埼玉県秩父市番場町)の例大祭「秩父夜祭」で、12月2、3日に予定されていた屋台と笠鉾(かさほこ)の引き回しが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった。「山・鉾・屋台行事」の一つとして国連教育科学文化機関(ユネスコ)に登録された無形文化遺産であり、2018年に28万1000人、19年に24万4000人が訪れた一大観光イベントだった。

 神社は花火大会、流鏑馬(やぶさめ)も中止し、神事を縮小して実施すると発表した。

 秩父地域おもてなし観光公社によると、宿泊施設は満員となり、来訪者のバスやマイカーで関越道花園インターチェンジ(深谷市)から20キロ以上の道路渋滞ができた年もあったという。

 神社に近い「みやのかわ商店街振興組合」の小泉貴之理事長は「一年の締めくくりであり、ぜひやっていただきたかったが、仕方がない。祭り(の際の売り上げ)で年を越せるとも言われるほどお客が多かった。中止で廃業するような店が出てこないか心配だ」と話した。【山田研】

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