大学・高専の80%、オンライン授業併用 すべて対面は19% 9月以降、文科省調査

大学・高専の80%、オンライン授業併用 すべて対面は19% 9月以降、文科省調査

文部科学省=東京都千代田区で、長谷川直亮撮影

 文部科学省は15日、全国の大学と高等専門学校の計1060校について、9月以降の後期授業の実施方法などを調査した結果を発表した。すべての授業を対面で行うのは205校で19・3%にとどまった。80・1%に当たる849校はオンラインなどの遠隔授業との併用だが、このうち対面の割合が「おおむね半分以下」が582校と約7割を占め、依然新型コロナウイルスの影響が続いている実態が浮かんだ。

 対面と遠隔を併用する大学・高専の間でも、対面の割合にはばらつきがあり、「ほとんど」173校(20・4%)▽「7割」94校(11・1%)▽「おおむね半分」212校(25・0%)▽「3割」209校(24・6%)▽「ほとんど遠隔」161校(19・0%)。

 7月1日時点の調査では、授業をすべて遠隔としていた大学・高専は23・8%だったが、今回の調査では1校だけだった。

 新型コロナの影響で遠隔授業や構内への立ち入りの制限が続いたため、学生の心のケアも課題になっている。遠隔授業を実施する大学や高専の95%以上が、主に新入生を支援するために学生同士の交流の場を設けたり、生活面での相談体制を強化したりしていた。「1年生が履修する科目について優先的に対面授業を実施する」(高知工科大)▽「学生相談室の臨床心理士による相談について、オンライン方式の面談で対応している」(大阪府立大)といった工夫事例もあった。【大久保昂】

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