東京ラーメン元祖「浅草来々軒」が横浜「ラー博」にオープン 44年ぶり復活

東京ラーメン元祖「浅草来々軒」が横浜「ラー博」にオープン 44年ぶり復活

報道陣に公開された新横浜ラーメン博物館内の「浅草来々軒」=横浜市港北区で2020年10月9日午前11時0分、小出禎樹撮影

 東京ラーメンの元祖とされる「浅草来々軒」が14日、新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区)でオープンする。東京ラーメンの特徴であるさっぱりとしたしょうゆ味のスープを、資料や関係者の証言から再現。ラーメンブームの先駆けとなった名店の味が44年ぶりに復活する。【小出禎樹】

 来々軒は1910(明治43)年に開業し、戦前にラーメンの大ブームをつくったとされる老舗。76(昭和51)年に閉店したが、同博物館は歴史的な名店を復活させようと、調査プロジェクトを立ち上げた。3代目の尾崎一郎氏のインタビューに基づき、創業者の子孫ら関係者の協力を得たうえで、有名店「支那そばや」の監修で往年の味をよみがえらせた。

 スープはしょうゆベースで、名古屋種の鶏に煮干しや豚ガラ、野菜類を加えた。麺は群馬県産の小麦を使っていたことが当時の新聞記事などから判明したが、既に生産を終えた品種だったため、それに近い群馬県産の小麦をブレンドしたものを使用。チャーシューは国産豚、メンマは台湾産で当時の製法を用いた。

 オープンに先立つ9日、博物館内の店舗が報道陣に公開された。創業者の孫の高橋邦夫さんは「当時1カ月の売り上げで家が1軒建つほど繁盛した。私たちでは店を世に知らしめることはできないので博物館にお願いした」とあいさつ。やしゃごにあたる高橋雄作さんは「将来は浅草の地に復活させたい」と意気込んだ。

 メニューはらうめん(機械打ち=税込み930円、青竹打ち=同1100円)、ワンタンメン(同1130円)、シウマイ1個(同150円)。問い合わせは同博物館(045・471・0503)。

横浜PRに一役「らうめん」試食 シルキィレディース

 「浅草来々軒」復活の記者発表会には、毎日新聞横浜支局サポーターで横浜のPR活動をしている「横濱はいからシルキィレディース」も参加した。

 メンバーは会場で、当時の麺に使われた館林製粉(日清製粉の前身)の小麦粉「鶴」「亀」を紹介した後、青竹打ちと機械打ちの「らうめん」を試食。メンバーの熊本恵さんは食べ比べて「青竹打ちはもちっとして軟らかく、機械打ちはつるっとした感じ」と話していた。【中田卓二】

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