静岡県産イチゴ初出荷 猛暑でハチの活動鈍く、例年より1週間遅れ 伊豆の国

静岡県産イチゴ初出荷 猛暑でハチの活動鈍く、例年より1週間遅れ 伊豆の国

初出荷したイチゴ「きらぴ香」を手にする堀井一雄さん=静岡県伊豆の国市韮山山木のJA伊豆の国韮山野菜集出荷場で2020年10月15日午前10時10分、石川宏撮影

 イチゴ産地として知られる静岡県伊豆の国市で15日、イチゴの出荷が始まった。今年は夏の猛暑で授粉のハチの飛びが悪く、出荷が例年より約1週間遅れた。出荷は来年5月まで続き、ピークは12月中旬ごろになりそうだ。

 初日に出荷したのはイチゴ栽培歴43年という同市長崎の堀井一雄さん(63)1人。同市韮山山木のJA伊豆の国韮山野菜集出荷場に県産ブランド「きらぴ香」65パックを車で持ち込んだ。今季は8月12日に定植したが、猛暑の影響で当初はハチがあまり飛ばず、最初の花は実にならなかったという。ただし「実にならない花をむしり数が減った分、残った実に養分が集中して味は良い」(堀井さん)と胸を張る。

 JA伊豆の国のイチゴ農家は140戸。約29ヘクタールで「紅ほっぺ」や「きらぴ香」を育てている。昨季は台風19号の被害で12月までの出荷量は前年比60%だったが、1月以降に持ち直しシーズンを通すと前年比100%になったという。今季も385万パックを出荷する予定だ。【石川宏】

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