南海新今宮駅を大規模リニューアル 22年3月まで工事 南北道路も刷新へ

南海新今宮駅を大規模リニューアル 22年3月まで工事 南北道路も刷新へ

リニューアル後の南海電鉄新今宮駅1階の南北通路=イメージ図(同社提供)

 南海電鉄は19日、新今宮駅(大阪市西成区)の大規模なリニューアル工事に着手する。開業から半世紀余りが過ぎ、外観の汚れや使い勝手の悪さが目立つようになっていた。2022年春には星野リゾート(長野県軽井沢町)が都市型観光ホテルの開業を予定するなど、駅周辺の「日雇い労働者の街」は変わりつつある。15日に発表した南海は「駅を美装し、地域に貢献したい」と意気込む。工期は22年3月までの予定で、事業費は非公表。

 同社鉄道営業本部によると、新今宮駅は1966年12月に開業。1日当たりの乗降客は約9万7000人(19年度)で、同社内では難波駅に次ぐ。駅舎は4階建てで、ホームは3面4線。改札口が2階にあるため、エレベーターの乗り換えが必要になるなどの不便があった。

 今回のリニューアル工事で、改札口を1階に移設する。大きな荷物を持った観光客を想定し、エレベーター1基を大型化(定員24人)。他の1基と共に1階にも停止するようにし、乗り換えを不要とする。1階には特急券や企画乗車券の販売窓口も設置する。JRとの乗り換え口には変更はない。

 「汚くて、暗い」(中野崇同本部統括部課長)という1階南北通路と駅外壁は全面的に刷新する。デザインなどの詳細は未定で、若手デザイナーの起用を検討中。新型コロナウイルスの影響による旅客減少は続いているが、中野課長は「新今宮のポテンシャルを生かし、インバウンド(訪日外国人)需要の回復に備えたい。1階にはテナントも誘致し、駅を地域の南北軸としたい」と説明した。【高橋昌紀】

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