棚田に200mの稲の掛け干し 美しい景色が評判に 鹿児島・日置

棚田に200mの稲の掛け干し 美しい景色が評判に 鹿児島・日置

集落を見下ろすように延びる長さ200メートルの稲の掛け干し=鹿児島県日置市東市来町養母の尾木場集落で2020年10月15日、足立旬子撮影

 鹿児島県日置市の尾木場(おこば)集落にある棚田で、刈り取った稲を天日で乾燥させる「掛け干し」が長さ200メートルにわたって広がっている。

 地元の野上操さん(93)が10、11の両日、約40アールの田んぼの稲を刈り取った。遠縁の立和名博記さん(61)らが廃材の金属棒を組み合わせて「馬」と呼ばれる台を作り、稲の束を掛けた。

 標高約320メートルの石積みの棚田は明治時代に開墾され、野上さんたちが守ってきた。掛け干しを長くしたのは、コンバインでの作業効率を良くするため。野上さんが2006年ごろに始めた。のどかで美しい景観が評判を呼び、見物する人が訪れるなど秋の風物詩となっている。

 稲は約1週間干した後に脱穀の見込み。「太陽の恵みをたっぷり受けて、うまみが増すだろう」。野上さんは笑顔で話していた。【足立旬子】

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