東京ラーメン元祖「浅草来々軒」44年ぶり復活 資料や証言から再現 新横浜ラーメン博物館

東京ラーメン元祖「浅草来々軒」44年ぶり復活 資料や証言から再現 新横浜ラーメン博物館

浅草来々軒が44年ぶり復活

東京ラーメン元祖「浅草来々軒」44年ぶり復活 資料や証言から再現 新横浜ラーメン博物館

「浅草来々軒」のらうめん(青竹打ち)とシウマイ=横浜市港北区で

 東京ラーメンの元祖とされる「浅草来々軒」が、新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区)でオープンした。東京ラーメンの特徴であるさっぱりとしたしょうゆ味のスープを、資料や関係者の証言から再現した。日本のラーメンブームの先駆けとなった名店の味が44年ぶりに復活した。【小出禎樹】

 来々軒は1910(明治43)年に開業し、戦前にラーメンの大ブームをつくったとされる老舗だ。76(昭和51)年に閉店したが、同博物館が歴史的名店を復活させようと、プロジェクトを立ち上げた。3代目の尾崎一郎氏のインタビューに基づき、創業者の子孫ら関係者の協力を得たうえで、有名店「支那そばや」の監修で往年の味をよみがえらせた。

 スープはしょうゆベースで、名古屋種の鶏に煮干しや豚ガラ、野菜類を加えた。麺は群馬県産の小麦を使っていたことが当時の新聞記事などから判明したが、既に生産を終えた品種だったため、それに近い群馬県産の小麦をブレンドしたものを使用した。チャーシューは国産豚、メンマは台湾産で当時の製法を用いた。

 14日のオープンに先立つ9日、博物館内の店舗が報道陣に公開され、関係者が来場。創業者の孫の高橋邦夫さんは「当時1カ月の売り上げで家が1軒建つほど繁盛した。私たちでは店を世に知らしめることはできないので博物館にお願いした」とあいさつ。やしゃごにあたる高橋雄作さんは「将来は浅草の地に復活させたい」と意気込みを語った。

 メニューはらうめん(機械打ち=税込み930円、青竹打ち=同1100円)、ワンタンメン(同1130円)、シウマイ1個(同150円)。問い合わせは同博物館(045・471・0503)。

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