「自分にとって大きな転換期」 渡辺名人就位式 推戴状、賞金目録贈られる

「自分にとって大きな転換期」 渡辺名人就位式 推戴状、賞金目録贈られる

名人就位式で推戴状を手にする渡辺明名人=東京都文京区のホテル椿山荘東京で2020年10月18日午後6時17分、幾島健太郎撮影

 第78期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)で初めて名人の座に就いた渡辺明名人(36)の就位式(藤田観光協力)が18日、東京都文京区のホテル椿山荘東京で開かれ、新名人の誕生を祝った。

 新型コロナウイルス感染拡大のため、今期の七番勝負は例年より約2カ月遅い開幕に。A級順位戦で全勝し挑戦者となった渡辺名人は、名人だった豊島将之竜王(30)に第3局まで1勝2敗とリードを許したが、第4局以降で3連勝し、初挑戦で名人を獲得した。

 関係者のみの出席となった式では、丸山昌宏毎日新聞社社長、渡辺雅隆朝日新聞社社長、佐藤康光日本将棋連盟会長があいさつ。丸山社長は「円熟期を迎え、若手の挑戦を阻む厚い壁となって将棋界を活気づけていただきたい」と激励した。

 佐藤会長から推戴状、渡辺社長から賞金目録が贈られ、また、大和証券グループ本社の竹内由紀子執行役員から記念品のロボット掃除機が贈られた。

 渡辺名人は「名人になって肩の荷が下り、気が楽になりました。将棋に変化が出てくるかどうかはこれからですが、自分にとって大きな転換期になることは間違いないと思います」と謝辞を述べた。【山村英樹】

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