張本智和選手に続け! 兵庫の小学2年生、日本卓球協会育成の強化チームに選出

張本智和選手に続け! 兵庫の小学2年生、日本卓球協会育成の強化チームに選出

同年代では日本で3人だけのホープスナショナルチームメンバーに選ばれた兵庫県三田市の岡田蒼空君=同県三田市中央町の卓球教室「OKATAKU」で2020年11月5日午後4時56分、稲田佳代撮影

 日本卓球協会が強化選手として育成する小学生以下対象の「ホープスナショナルチーム(HNT)」の男子U−8(8歳以下)に、兵庫県三田市立あかしあ台小2年の岡田蒼空(そら)さん(8)が選ばれた。今年のU―8は全国で3人だけ。「卓球が一番楽しい」と、大人と同じハードな練習にも弱音を吐かず、大きなチャンスをつかんだ。

 2020年度のHNT選考合宿は新型コロナウイルス感染拡大を受け、全国から選手を集めず、東西2カ所で実施された。10月上旬に岡山市であった西日本地区の選考合宿に参加した蒼空さんは、選考会で4選手との総当たり戦を一ゲームも落とさず優勝。「いつも通りやれば勝てると思った」と振り返る。

 日本卓球協会は先行する中国にならい、01年から小学生以下の育成にも力を入れており、張本智和選手ら有力選手もHNTに選ばれて実力を磨いた。蒼空さんも今後、トップクラスの指導を受けながら同年代の有力選手と切磋琢磨(せっさたくま)し、国際大会にも挑戦していくことになる。

 蒼空さんは父真治さん(35)、母夕奈さん(33)、祖父恭治さん(66)がいずれも元国体選手という卓球一家に生まれ、幼い頃から自然と卓球に親しんできた。HNTに選ばれた「ご褒美」に買ってもらったゲーム機でプレーするのもやはり卓球ゲームという筋金入りの卓球好きだ。

 本格的に始めたのは5歳の時。ラケットを握る手の感覚の良さを見込んだ真治さんが「ちゃんとやるか?」と尋ねたところ、蒼空さんが「やる」と即答。練習に専念できるよう、真治さんは18年8月、三田市内で卓球教室「OKATAKU」を始めた。

 平日は最低3時間、休日は4〜5時間を練習に費やす蒼空さん。真治さんは「弱音を吐かない。同年代の子が10分でしんどいというような大人と同じ練習を4〜5時間続ける体力がある」と手放しで褒め、「一度はオリンピックに出てもらえたら」と期待をかける。

 蒼空さんに目標を尋ねると「来年の全日本選手権で4位以内に入る」と控えめだったが、壁には「ぜんこくたいかいゆうしょう」と力強い字で書かれた紙が張られていた。【稲田佳代】

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