川上哲治さん生誕100年 故郷で企画展 初公開の座像も 熊本・人吉

川上哲治さん生誕100年 故郷で企画展 初公開の座像も 熊本・人吉

会場には遺品など川上さんに関するさまざまなものが展示されている=山本泰久撮影

 プロ野球・巨人の選手、監督として戦中〜戦後のスポーツ史に大きな足跡を残した川上哲治さん(1920〜2013年)の生誕100年を記念する「偉業を伝える企画展」が、川上さんの故郷・熊本県人吉市(旧大村)の人吉クラフトパーク石野公園展示室で開かれている。ユニホーム、直筆書など約150点が展示され、訪れた人たちは郷土の偉人の活躍を懐かしんでいた。来年11月1日まで。無料。【山本泰久】

 川上さんは1938年に熊本工から巨人に入団。戦争を挟み、58年の引退までに、最優秀選手(MVP)3度、首位打者5度、本塁打王2度などのタイトルを獲得した。引退後は61年に巨人の監督に就任し、監督1年目の61年と63年、65〜73年と14年間でリーグ優勝11回を達成し、巨人の黄金期を築いた。

 会場では、遺品の数々やトロフィーのほか、川上さんの指揮下でプレーした王貞治・ソフトバンク球団会長、長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督らが寄せたメッセージも展示。国鉄(現ヤクルト)と巨人で通算400勝を挙げ、今年10月6日に亡くなった金田正一さんはメッセージが間に合わず、川上さんが金田さんに贈った直筆書「平常心是道」が展示されている。

 川上さんが現役引退後、巨人の監督を引き受けるかどうか座禅しながら考えていた様子を、ファンが木彫りの彫刻にして贈ったという座像(高さ約50センチ)も展示。像は、川上さんの自宅にずっと飾られていたといい、今回初公開されている。

 戦後の一時期、川上さんは赤いバットを使い、同時期に青いバットを使った大下弘選手(セネタース―東急―急映―東急―西鉄)と並んで「赤バットの川上、青バットの大下」と人気を二分した。その赤バットは来年2月中旬に展示予定。

野球大会などのイベントも計画 

 人吉市では来年3月23日ごろに「生誕100年記念イベント」(内容は検討中)、8月に中学生野球大会、8〜10月に高校生野球交流試合など、さまざまなイベントを計画している。問い合わせは川上哲治生誕100年記念事業実行委事務局(0966・24・7869)へ。

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