「嫁入り舟」LGBTカップルも 茨城・潮来市が募集

「嫁入り舟」LGBTカップルも 茨城・潮来市が募集

観光客らに祝福され、前川を進む「嫁入り舟」=茨城県潮来市で2019年5月、根本太一撮影

 茨城県潮来市は28日、観光イベント「水郷潮来あやめまつり」で恒例の「嫁入り舟」に参加する新郎新婦の募集を始めた。出身地や国籍は問わず、性的少数者(LGBTなど)のカップルの応募についても、平等に受け付けるとしている。

 潮来市では、新婦が小舟で新郎宅へ嫁ぐ姿が60年ほど前まで見られたという。この風習を1984年に復活させたのが「嫁入り舟」で、市内の前川を運航する舟は初夏の風物詩となり、毎年約80万人の観光客が訪れている。

 新婚や結婚直前の女性たちが、白無垢(むく)をまとって観光客らに祝福される体験ができるため好評で、毎年50組以上の応募が国内外から寄せられているという。

 今回、募集を始めたのは来夏の嫁入り舟。ただ、運航数は毎年29回に限られている。今夏は55組が希望したが、応募動機を記した作文などの書類審査で26組が落選している。

 原浩道市長は記者会見で、性的少数者については「他の応募者と平等に厳正に審査し、判断する」と述べた。市は、性的少数者のカップルの市営住宅への入居を認めている。問い合わせは潮来市(0299・63・1111)。【根本太一】

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