原発について話す場を創ろう 生徒が発案、核のごみ考える授業 福井

原発について話す場を創ろう 生徒が発案、核のごみ考える授業 福井

グループワークには矢座孟之進さん(中央右)やモニターを通じて京都教育大付属高の生徒らも参加した=福井市の福井南高校で2021年7月21日午後2時3分、横見知佳撮影

 福井市の私立福井南高で21日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)などについて考える授業があった。全校生徒約250人と教員に加え、高校時代に原発についてドキュメンタリー映画を制作した矢座孟之進(たけのしん)さん(19)=東京都在住=やオンラインで京都教育大付属高の生徒らを交えて話し合った。

 授業は、原発問題に関心を持った2年の今泉友里さん、3年の雨宮ゆめさん、1年の森夕乃さん3人が、他の生徒にも考えてほしいと学校側と相談し実現した。

 3人はまず、事前に福島県立小高産業技術高校の生徒にインタビューした内容を紹介。「高校で原発の仕組みを学ぶ機会がない」「事故が起きると取り返せないものがある」などと話していたという。続いて、矢座さんがドキュメンタリー制作のため福島に行った高校時代の経験を基に、「もし自分が福島に住んでいたらどう感じるのかを想像するのは難しかった。部屋で考えるだけじゃなく、経験することが大事」と話した。

 グループワークでは、「原発について話し合う場を増やすにはどうしたらいいのか」などのテーマをグループごとに決めて話し合った。生徒らからは「まずは少人数で話す場を作ってみる」などのアイデアが出ていた。今泉さんらをサポートした浅井佑記範教諭は「さまざまな年齢や立場の人が答えのないテーマで話し合うことは疑似社会を経験できる。また、教科を超えて学ぶことができた」と振り返った。【横見知佳】

関連記事(外部サイト)