馬毛島基地計画 鹿児島知事、5市町との意見交換終える

馬毛島基地計画 鹿児島知事、5市町との意見交換終える

5市町長との意見交換を終え、取材に応じる鹿児島県の塩田康一知事=鹿児島県庁で2021年7月21日午後2時14分、白川徹撮影

 馬毛島(鹿児島県西之表市)への米軍空母艦載機の離着陸訓練(FCLP)移転と自衛隊基地建設計画を巡り、鹿児島県の塩田康一知事は、21日で関係5市町長との個別の意見交換を終えた。立地自治体の西之表市長が強く問題点を指摘した一方、4町長は賛否を明らかにしなかった。29日までに知事意見を国に提出する。

 防衛省が環境影響評価(アセスメント)の調査手法を示した方法書への関係自治体の意見書に関し、塩田知事は12日から各市町長と個別に面会していた。

 基地計画の立地自治体で12日、最初に意見交換した西之表市の八板俊輔市長は「国と地元の十分な協議がなされていない。一度立ち止まって課題を整理すべきだ」と指摘した。

 5月には自衛隊機がデモ飛行を実施。騒音について中種子町の田渕川寿広町長は「環境に影響を及ぼすレベルではない」。屋久島町の荒木耕治町長も「機影も騒音も確認できなかった」との認識を示した。南種子町の小園裕康町長は「立地自治体の理解を得てほしい」と話した。

 21日、最後に面会した南大隅町の石畑博町長は「町民からあまり意見があがっていない」としたうえで「漁業者に影響が出ないようにしてほしい」と求めた。意見交換後、塩田知事は報道陣に「あまり取捨選択せず、できるだけ5市町の意見を知事意見に反映させる」と話した。【白川徹】

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