「鶴瓶さんは生きることを楽しむ人」 17年の軌跡、渋谷で写真展

「鶴瓶さんは生きることを楽しむ人」 17年の軌跡、渋谷で写真展

写真展「笑福亭鶴瓶17年の観察記『ウラとオモテと本当の顔』」を開いた大西二士男さん=東京都渋谷区で20日、油井雅和撮影

 笑福亭鶴瓶さんを17年にわたり追い続けている写真家、大西二士男さん(51)の作品展「笑福亭鶴瓶17年の観察記『ウラとオモテと本当の顔』」が、東京都渋谷区の「JINNAN HOUSE」で開かれている。

 テレビでの活躍が目立つ鶴瓶さんは、落語にも力を入れ、大ネタの「らくだ」から「子は鎹(かすがい)」「長屋の傘」「ALWAYS〜お母ちゃんの笑顔〜」などを演じ、2018年度の芸術選奨の文部科学大臣賞を受賞。写真展では、鶴瓶さんの高座や楽屋風景など約95点の写真と名言約30点が展示されている。落語を演じている時やテレビでは見られない“ウラの顔”をうかがえる内容だ。

 大西さんは「鶴瓶さんの笑いは、人を傷つけない笑い。それが大好きなんです」と言う。「鶴瓶さんの落語を初めて聞いた時、所作一つで見せる究極の一人芝居が楽しく、写真で表現したいと思い、撮影し始めました。鶴瓶さんに高座の打ち上げに誘われると、その打ち上げがまた楽しい。この写真展のタイトル通り、鶴瓶さんは裏と表がないんです」と振り返った。

 一方で「でも時々見せる顔がある。それは、いつも楽しい雰囲気にしようとしてくれるところ」と語る。鶴瓶さんといえばトークの面白さが魅力だが、「楽屋で話していた、ついさっきの出来事を、そのまま舞台でも話す。鶴瓶さん自身は、今起こった面白いことの方が、昔あった面白いことよりも、お客さんは絶対喜んでくれると、よく話しています」と言う。「鶴瓶さん自身が生きることを楽しもうとしているから、周りにもそれが伝わっていく。自分自身が面白いと思うことを、みんなに共有しようとしているんだと思います」

 写真展は28日まで。入場無料。鶴瓶さんも仕事の合間に会場を訪れており、遭遇できる機会があるかもしれない。会場で写真撮影し、SNS(ネット交流サービス)に掲載することも可能。

 鶴瓶さんを巡っては、ほぼ同時期の17年間、その姿を追ったドキュメンタリー映画「バケモン」(山根真吾監督)も全国各地で順次公開中。収益は全額、コロナ禍で苦しむ映画館に提供される。【油井雅和/デジタル報道センター】

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