八幡南高の教諭を受託収賄容疑で逮捕 受験生の親から商品券 福岡県警

八幡南高の教諭を受託収賄容疑で逮捕 受験生の親から商品券 福岡県警

教諭が受験生の親から商品券

八幡南高の教諭を受託収賄容疑で逮捕 受験生の親から商品券 福岡県警

記者会見で推薦入試を巡る受託収賄事件について説明する福岡県警の佐藤拓磨・捜査2課長(右)と落合喜久司・小倉北署長=福岡市博多区の県警本部で2019年12月2日午後3時8分、柿崎誠撮影

 2016年度の福岡県立八幡南高校(北九州市八幡西区)の推薦入試(16年春入学)で便宜を図る見返りに、受験生の中学生の親から10万円分の商品券を受け取ったなどとして、福岡県警は2日、同県直方市感田(がんだ)の高校教諭、本田竜大(りゅうた)容疑者(40)を受託収賄容疑で逮捕した。「その通り間違いない」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、八幡南高校のサッカー部顧問を務めていた15年8月中旬ごろ、推薦入試で同校への入学を希望する受験生の父親からサッカー部顧問枠で推薦してほしいと依頼され、見返りとして代金2万数千円相当の飲食接待を受けたとしている。さらに16年3月15日に合格発表があった後の同月下旬ごろ、推薦したことへの謝礼として父親から再び2万数千円相当の飲食接待を受けた上、全国百貨店共通商品券100枚(計10万円分)を受け取ったとされる。

 県警によると、本田容疑者と父親は元々は面識がなかった。父親は依頼したことを認めているというが、父親の贈賄容疑は時効が成立している。

 県教育委員会や同校によると、推薦入試は大きく学業枠と部活動枠に分かれ、生徒が中学校長を通じて志願する。いずれも調査書や面接などで選考し、部活動枠は推薦があった部に入部するのが前提。16年度は計70人が志願し66人が合格した。

 合否は校長や教頭など幹部教職員で構成する選考会議を経て最終的に校長が決める。本田容疑者は選考会議のメンバーには入っていなかったが、県警は各顧問が校長宛ての上申書を通して判定に強い影響力を持っていたとみて調べる。

 本田容疑者は14年度から同校で保健体育を教えており、昨年度から県内の別の県立高校に転任した。転任先の高校では2日、全校集会が開かれ、本田容疑者の逮捕について説明があった。

 刑法の受託収賄罪は公務員が職務に関し、請託(要請)を受けて賄賂を受け取った場合に成立し、懲役7年以下の刑が科される。請託が立証されなければ単純な収賄罪となり、同5年以下に刑が軽くなる。【平塚雄太、津島史人、一宮俊介】

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